上尾店スタッフブログ
瓦屋根修理 銅板の谷は雨漏りの原因に!?
2021.07.26
瓦屋根 谷交換 漆喰積み直し工事
みなさんこんにちは!外装リフォーム専門店ガイソー上尾店です!
今回は桶川市にて屋根修理を行いました!
雨漏りをしているとのご相談を受けました。
築35年程度、屋根は日本瓦です。
雨漏りの原因 既存屋根劣化状況
お家全体の写真とドローンで屋根を真上から撮影した写真です。
和を尊重した立派なお家です!
今回、雨漏りをしているという事で室内を見てると雨染みができていました。
この上が一番怪しいところですので、外へ出て確認します。
これは実際に屋根に登り撮影した写真です。
谷には銅板が使用されていました。
山折り、谷折りの「谷」です。
谷を見ると雨が流れた後があり、さらによく見ると穴が幾つか空いていました。
雨漏りの原因は谷に穴が空いていたことにより起きていました。
そこから外壁へ伝わり内部へ侵入したと思われます。
なぜ谷に穴が?
これは雨水が瓦から落ちる際の水圧で穴が空いたと考えられます。当然ながら瓦に落ちた雨水は下へ流れ落ちます。
瓦から谷まで距離があり、同じ所へ雨水は落ちます。
長い年月、水圧がかかることで銅板に穴が空いてしまったのです。
銅板は酸化することで緑青という錆が出て、その名の通り青ぽい緑色が日本の和の雰囲気を出します。
錆びるのは表面だけでその緑青が表面を覆うことで内部の腐食を防ぐと言われています。
銅はさまざまな加工品として使用されたり、殺菌効果もあることから幅広く使用されています。
瓦自体も耐久性が高く問題ないのですが、
瓦+谷の銅板という組み合わせが今回の穴あき雨漏りへと繋がってしまいました。
では原因は判明したのでその修理作業へと移ります。
谷交換 漆喰積み直し工事
穴が空いている谷は交換します。このお家は谷が2カ所あります。もう片方はまだ穴は空いていませんでしたが時間の問題と思われますので一緒に交換します。
さらに漆喰も幾つか剥がれ落ちているのが写真にも写っていたかと思います。
瓦自体は丈夫ですが、一番上の瓦を支えている漆喰(白い部分)は経年により変色、滑落します。
屋根の作業は仮設足場が必要になります。
前回の塗装から年月も経っていることもあり、今回、谷交換工事、漆喰のやり直しや外壁塗装も合わせて行うこととなりました。
外壁塗装、木部の塗装工事は前回のブログをご覧下さい⇒こちら
谷交換
まずは谷周りの瓦を一度撤去します。
穴が空いていた谷の銅板を撤去します。
下に防水紙を張り、新しいガルバリウム鋼板製の谷を取り付けます。
瓦を元に戻したら完成です!
漆喰積み直し工事
まずは既存の棟瓦と漆喰や土を撤去します。
ゴミや土などは極力きれいにし新しい漆喰を詰めていきます。
昔は主に石灰や水を固めた白い漆喰+土が主流でしたが、今では南蛮漆喰というものが主流となっています。
南蛮漆喰は油分が入っており防水性が上がっています。土との相性は良くありませんので使用しません。
棟瓦を戻していきます。
棟瓦は既存の物を使用しています。
最後にハリガネで固定し完成です!
まとめ 修理費用
今回の雨漏りの原因は谷に空いたこと。瓦と銅板の相性は良くないこと。
今回屋根修理にかかった費用
谷交換約13万円、漆喰積み直し約90万円、足場代約20万円
費用は家の大きさによります。
谷の長さ、棟のメーター数、棟瓦が何枚積み重なっているのか、下屋根はあるのか等
今回このお家は37坪程度です。
ご参考下さい。
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